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倶楽部報(2023年春号)

主将抱負

主将 廣瀬 隆太(商学部4年 慶應高)

2023年04月07日

主将 廣瀬 隆太

三田倶楽部の皆様におかれましては、平素より多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。

昨年塾野球部は、春季リーグ戦2位、秋季リーグ戦3位でシーズンを終えました。春季リーグ戦では、東京大学からの2連勝で幸先の良いスタートを切ると、立教大学戦では3回戦までもつれこむも粘り強い野球で、勝ち点を得ました。しかし、法政大学戦では1戦目にサヨナラ負け、2戦目にサヨナラ勝ち、3戦目にサヨナラ負けと壮絶な試合を繰り広げ、勝ち点を落とし、迎えた天王山・明治大学戦でも、3戦目で突き放され勝ち点を落とし、明治大学の優勝が決定しました。ここで優勝の可能性がなくなり、皆が肩を落としましたが、伝統の早慶戦では2連勝で終え、「早稲田に勝つ」との目標を達成できました。最終的には2位という悔しい結果に終わりましたが、秋のシーズンに繋がる春季リーグ戦となりました。

秋季リーグ戦では、東京大学1戦目で敗北を喫し、苦しいスタートとなりました。改めて部員全員が気を引き締め直し、続く立教大学戦、法政大学戦、明治大学戦と全てで3回戦までもつれ込むも、勝ち切り、春よりも粘り強く成長したと皆が実感しました。しかし、早慶戦で勝ち点を奪取すれば優勝という状況で、まさかの二連敗を喫し、3位で終えました。その後の明治神宮大会ではその明治大学が順当に優勝し、日本一を成し遂げました。早慶戦で勝っていれば、日本一になれたかもしれないと思うと、悔しい気持ちが込み上げてきたと同時に、やはり宿敵・早稲田は簡単には勝たせてくれないとの早慶戦の難しさを改めて痛感したシーズンでした。

今年こそ「リーグ優勝、日本一、早稲田に勝つ」という強固な想いが確かにあります。しかし、東京六大学で優勝することは簡単なことではありません。また、前チームはメンバーの大半が4年生だったため、リーグ戦経験の少ない3年生以下の選手が今年は主体となります。自分たちの未熟さを自覚して、日々の練習に取り組んでいます。新チーム始動から自主トレ期間、テスト期間までの間、徹底的に個々の能力を上げることに全力を注ぎました。テスト明けの全体練習では、堀井監督の熱い指導の下、今年のチームの土台作りを徹底的に行いました。

3週間行った鹿児島キャンプでは、おいどんカップに出場をし、様々な強豪チーム相手と対戦しました。毎試合課題は出ましたが、試合後の練習や次の試合で課題を一つずつ克服していきました。チームとして大きく成長でき、リーグ戦に向けてとても貴重な経験ができた鹿児島キャンプでした。

リーグ戦では、「リーグ戦優勝・日本一・早稲田に勝つ」という揺るぎない目標を成し遂げ、強い慶應を継承できるよう、部員一丸となって練習に励んでいきます。そして、春秋リーグ戦で全国の応援して頂いている皆様と喜びを分かち合える日を楽しみにしています。

最後になりましたが、今後とも塾野球部への温かいご支援、ご声援のほど、よろしくお願い致します。

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