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倶楽部報(2023年春号)

春季リーグ戦に向けて

野球部監督 堀井 哲也(昭和59年卒 韮山高)

2023年04月07日

野球部監督 堀井 哲也

今年も昨年に引き続き鹿児島の地で春季キャンプを行いました。春夏の遠隔地での合宿は三田倶楽部からの浄財をいただくことにより実現しております。この場をお借りして心から感謝申し上げます。また、鹿児島銀行さんの多大なるご協力にも助けられております。倶楽部員の皆様には合わせてご紹介申し上げます。

今年のチームは昨年までの主力選手が大きく入れ替わり、手探りの状態からスタートしました。しかし、卒業生が抜けたポジションに対してチーム内競争による活性化が生まれたことで、不安でスタートした新チームが一冬越えてリーグ戦が待ち遠しいレベルまで仕上がってまいりました。

投手の中心は、最終学年を迎え大きく成長した左腕・森下祐樹(米子東・総4)、右腕・谷村然(桐光学園・環4)の4年生コンビと昨年一年間、先発で投げ続けた外丸東眞(前橋育英・環2)です。これに続くのが久保慶太(大分上野丘・商4)、浮橋幸太(富岡西・総3)、福住勇志(慶應・商3)、白木英稔(慶應・商3)、向井颯之介(市立西宮・商3)、荒井駿也(慶應・商2)、前田晃宏(慶應・商2)、小川琳太郎(小松・経2)です。1年生の別所孝亮(大阪桐蔭・環1)、広池浩成(慶應・経1)、渡辺和大(高松商業・商1)、藪本鉄平(米子東・環1)、田上遼平(慶應湘南藤沢・商1)なども好素材で仕上がりによっては早い登板の可能性もあります。

捕手は宮崎恭輔(國學院久我山・環4)と本間颯太朗(慶應・総3)の争いに、昨春のレギュラー捕手の善波力(慶應・商4)が控えます。永田大貴(岐阜北・商4)も力をつけてきました。下級生の坪田大郎(慶應・商2)、森村輝(小山台・総2)は共に強打でコンバートも視野に入れております。

内野は一塁・清原正吾(慶應・商3)、二塁・齋藤來音(静岡・環4)、三塁・主将の廣瀬隆太(慶應・商4)、遊撃・水鳥遥貴(慶應・商3)の布陣です。副将の小川尚人(三重・環4)、強打の堀翔太(日本大学・文3)、今泉将(慶應・商2)、内田瑛介(ウェスト・トーランス・経2)、小山春(鎌倉学園・政2)と俊足好守の斎藤快太(県立前橋・商3)、西澤元希(慶應・商3)、有馬孝太(鎌倉学園・政2)などが紙一重で続きます。新人の上田太陽(國學院久我山・商1)、今津慶介(旭川東・総1)、森本亜裕夢(慶應・商1)、小原大和(花巻東・環1)、宮原慶太郎(慶應・商1)も楽しみな存在です。

外野は左から古野幹(岸和田・理3)、吉川海斗(慶應・法4)、栗林泰三(桐蔭学園・環4)の3人にスピード系の橋本駿(巣鴨・経4)、日置南智(岐阜・総3)、佐藤駿(慶應・商3)、長打力のある佐藤一朗(慶應・商4)、村上真一朗(城北・文4)、真田壮之(慶應・経2)、権藤大(慶應・商2)、常松広太郎(慶應湘南藤沢・政2)が控えます。新人の横地広太(慶應・政1)、村岡龍(慶應・商1)もオープン戦で良いパフォーマンスを見せており内野同様激しいポジション争いが続きます。

今年の4年生は1年生時から主力で活躍した主将・廣瀬隆太を中心に、森下祐樹、善波力、小川尚人が副将として支えます。そして宮崎恭輔、齋藤來音、栗林泰三、吉川海斗などリーグ戦経験者が大きな鍵を握っております。加えて、投手の久保慶太、捕手の永田大貴、外野手の橋本駿ら高校時代は無名の存在であることはおろか、3年間ほぼBチームで過ごしながら懸命の努力でリーグ戦メンバーに這い上がってきた選手にも大いに期待出来る、誠に慶應らしい学年と言えます。

昨年は三連覇を逃した春に続き、早慶戦で優勝を逃した秋と悔しさだけが残る一年間でした。一つのアウトを奪う難しさを片時も忘れず、謙虚に明るく大胆に泥臭く、チーム一丸となった氣力で勝つチームを目指して一年間戦い続けます。本年も倶楽部員の皆様のご指導を心からお願い申し上げます。

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