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倶楽部報(2023年秋号)

北海道キャンプ報告

学生コーチ 関  展里(環境情報学部4年 慶應高)

2023年09月08日

学生コーチ 関 展里

三田倶楽部の皆様、平素より多大なるご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
学生チーフコーチを務めております、関展里と申します。今回の北海道キャンプにおける良い経験は、皆様のご協力があったからこそと感じております。

春季リーグ戦では、早々に優勝争いから離脱し、応援してくださる皆様の期待に応えられない不甲斐なさと、他大学との力量の差を痛感いたしました。しかし、最後まで諦めることなく戦ったことで「自分達が目指すべき野球」を見つけることができました。その経験を糧に、今夏は「1人1人のスケールアップ」と「チーム力強化」をテーマに取り組んで参りました。

北海道夏季キャンプは8月4日から9日までを幕別町、10日から17日までを旭川市にて、実施しました。どちらも地域の皆様に歓迎を受け、素晴らしい環境で野球に打ち込むことができました。午前に行った守備や実戦形式の練習では、キャッチボールの精度を高めること、今まで以上にチャレンジすることの二点を徹底しました。午後には、「振り込み」をテーマに打撃練習を行いました。バッティングゲージにRapsodoを設置し、打球速度の可視化に加え、スイングのスピードと軌道も計測し、1人1人が課題と向き合いました。過ごしやすい気候の下、質の高い練習により、個人とチームの成長を実感しました。

オープン戦では、「1打席の質」を今一度考え直し、1つのアウトにも意味を持たせることを徹底しました。自分の1打席でどのようにチーム貢献するかということを考える意識が芽生えたと感じております。練習の成果が発揮され、春よりもタフな戦いができたという事が、自分達の自信となりました。しかし、他大学も必死に練習してスケールアップしているという事を常に意識し、自分達の力に決して満足せず、力をつけていきます。

今回のキャンプでは、練習や試合に加え、野球教室など様々な活動を通じて、多くの地域の方々と交流を深めるなどグラウンドの内外問わず貴重な時間を過ごすことができました。また、球場に駆けつけてくださった三田俱楽部員の方々から激励の言葉をいただき、私たちが野球をすることの意味を感じました。私たちの野球に対する姿勢、自分達よりも強い相手に挑戦する姿勢で、皆様に元気と勇気を与える事を約束します。そして、天皇杯を奪還します。

最後になりますが、神宮球場の応援席には、野球部一同いつも背中を押して頂いております。私たち野球部員は最後の最後まで闘います。是非、神宮球場へお越しください。一緒に闘いましょう。

主将として北海道キャンプをまとめた廣瀬隆太
主将として北海道キャンプをまとめた廣瀬隆太

北海道キャンプで鍛錬を重ねた投手陣
北海道キャンプで鍛錬を重ねた投手陣

北海道キャンプに参加した選手たち(旭川)
北海道キャンプに参加した選手たち(旭川)

北海道キャンプに参加した選手たち(幕別)
北海道キャンプに参加した選手たち(幕別)

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