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倶楽部報(2023年秋号)

いんたーNET「野球」と「慶應義塾」

三枝 遼太郎(平成31年卒 慶應高 (株)ファイターズ スポーツ&エンターテイメント勤務)

2023年09月08日

平成31年卒・三枝遼太郎です。先輩・後輩にはプロ野球・社会人野球に進む多くのメンバーがいましたが、私たちの代は野球継続者が1人もいない大変珍しい代でした。しかしながら、河合主将を中心にまとまりがあり、それぞれの役割を全うすることができるチームであったと思います。先輩・後輩の力に頼りきりではありましたが、秋・春と連覇を果たし、3連覇を目前に敗北した慶早戦は、つい最近のことのように鮮明に覚えています。卒業後は、三井住友海上火災保険㈱で3年半勤務したのち、現在は、(株)ファイターズスポーツ&エンターテイメントに勤めています。北海道日本ハムファイターズの本拠地であるエスコンフィールドHOKKAIDOに出社する毎日です。プレーする立場ではなくなりましたが、学生時代に逆戻りしたかのように、そばには常に野球がある生活が妙にしっくりときている現在であります。

学生時代といえば、高校時は塾高野球部に所属していました。ちょうど私が記事を書いている最中、母校が日本一に輝く偉業を成し遂げました。神奈川県大会決勝での大逆転劇、甲子園での素晴らしい活躍、そして107年ぶりの日本一は見事でした。塾高野球部のテーマといえば、「KEIO日本一」「エンジョイ・ベースボール」でありますが、現実となり世間の注目の的である事実をとても信じることができません。それほどの偉業に大変感動しています。本当におめでとうございます。そして、甲子園決勝戦のスタンドを埋め尽くすほどの応援は見事でした。世間の声は別の問題として、、、野球人口が極端に減少している中、球場にたくさんの方が足を運び、スタンドを埋め尽くし、1プレー1プレーに熱狂する姿は、1人のOBとして、また今も野球に携わる身として、とても感慨深いものでした。

タイトルにもさせていただきましたが、私の人生は「野球」と「慶應義塾」に大きな影響を受けております。自身の転職、この度の塾高野球部の活躍から、それを再認識しました。これからの人生においても「野球」と「慶應義塾」が私のそばにあり、軸となることは間違いないことと確信しています。今後、少しずつ恩返しさせていただくとともに、この人生においての大きな強みを活かし、新たなことにチャレンジしていきたいと考えています。

間もなく秋シーズンが開幕いたしますが、「リーグ優勝・早稲田に勝利・日本一」の変わらぬテーマを追い続けるべく、後輩達が神宮球場で活躍されることを楽しみにしています。※球場といえば、是非エスコンフィールドHOKKAIDOにもお越しください!

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