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倶楽部報(2023年春号)

KEIO BASEBALL ACADEMY 2022開催

柳川 聖和(令和5年卒 日大習志野高)

2023年04月07日

昨年、KEIO BASEBALL ACADEMYを担当しておりました、令和5年卒の柳川聖和と申します。三田倶楽部の皆様には平素より多大なるご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

昨年、5月21日、8月20日、9月3日、9月10日、10月29日の5回にわたり、幼稚舎・初等部生向けの野球教室を行いました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で途中2回、開催が中止となってしまいましたが、毎回約40名の幼稚舎・初等部生が集まり、下田グラウンドに小学生の元気な声が響きました。

練習内容としては第3回まで、キャッチボールやゴロ捕球、ティーバッティングなど基礎練習中心に行い、最後の2回は4チームに分かれて試合を行いました。大学生も毎回約25人と、多くのメンバーが集まってくれたので、小学生1人1人にしっかりと指導を行うことができました。また、練習の最後には現役部員のロングティー披露を行い、一番の盛り上がりを見せました。特にホームランが出たときの小学生の喜ぶ姿がとても印象的でした。大学生の凄さを肌で感じることができ、非常に貴重な時間になったのではないかと思います。大学生としても今までの経験を言語化し、野球経験者から未経験者まで、それぞれに合わせて、分かりやすく指導を行うということは難しかったですが、非常に貴重な経験をすることができました。

この活動を通して、野球未経験の子供が野球に興味を持ってくれたり、成長したときに慶應大学野球部に入部したいと思う子供が増えたりしてくれれば良いなと考えております。もちろん、野球をやることがすべてではありませんし、今の時代、野球以外の選択肢がたくさんあります。ただ、公園での球技が禁止されるなど、野球を始めるきっかけが減っている現状は少し悲しく思います。慶應大学野球部として、「野球を始める、または続けたいと思うきっかけ」を作る役割があると考えております。今後もKEIO BASEBALL ACADEMYを通して、そういったきっかけを作っていければ良いなと思います。また、昨年出た課題や参加者の感想を元により良い活動にしていきたいと考えております。

慶應ベースボールアカデミーに参加した子供たちと部員、堀井哲也監督(最後列右から5人目)ら
慶應ベースボールアカデミーに参加した子供たちと部員、堀井哲也監督(最後列右から5人目)ら

柳川聖和さん
柳川聖和さん

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